反田恭平さん

今日は久しぶりに書きたいことがあったので
ここに残しておこうと思います。

ショパンコンクールで第2位を獲った反田恭平さんと
務川慧悟さん、カウンターテナーの藤木大地さん出演の
みなとみらいアコースティックス というコンサートへ
行ってきました。

多治見バロー文化会館大ホールは満員でした。
前半の藤木さんと務川さんの歌曲共演が素晴らしく
久しぶりに声楽の心地よさと、声量とのバランスが
世界レベルの演奏に感動でした。
後半の終わり、楽しみにしていた反田さんのソロは!!
ショパンのバラード3番でした😀
美しくロマンティックで、徐々に力強い音色。
素晴らしかったです。本当に良かった。

実はもうずいぶん昔、高3の冬。
私はこの同じ会場で、ショパンのバラード3番を演奏しました。
私の出身は多治見西高音楽科で、創立10周年記念という
ラッキーな年に卒業だったので、初めて大ホールで
卒業演奏会を開催してくれたのです。
しかも、全校生徒1000人がお客様という。。。
私はピアノ首席でしたので、音楽科代表でピアノ演奏しました。

あの時のことを思い出して、グッと堪えていたものが
溢れました。涙が止まらなかった。
世界第2位のショパン弾きには敵わないけど、あの時の
私のピアノは、1000人の心に響いたと思っています。
演奏中、こんなに幸せな時間はいつまでも続いてほしいと
心から思いました。
今日の反田さんと同じくらい大きく長い拍手をもらったこと、
この思い出を長い間忘れていた。
必死で頑張った、でもピアノが楽しくて仕方なかった
3年間。
おかげで今の私がいるんですね☺️